晴海で2年間生活してみた感想 住みやすさやメリットそして課題など

私たち家族が2022年3月に晴海に引っ越してきてから約2年が経とうとしています。

もともと晴海フラッグの購入をきっかけに一足先に賃貸でこの街に住み始めたのですが、どんな街かがだいたいわかってきたので晴海フラッグに引っ越す前に一度記事にしておこうと思います。

これから晴海に住むことを検討している人に何かしら参考にしてもらえたらと思います。

住みやすさ・メリット

まずは住んでみて良いと思ったところ、晴海に住む際のメリットについて述べてみます。

道が広い

これは晴海に限らず晴海以東の湾岸地域全般に言えることかもしれませんが、とにかく広い歩道が多いです。歩道が広いとそれだけで単純に歩いていて心地よいですし、また子どもを歩かせていても安心できます。

以前に住んでいた中央区の別の地域では、歩道が狭いあるいはない道も多く、子どもが走り出してしまうと危険を感じたものでしたが、そのような心配が晴海に来てからずいぶん減りました。

都心に近い

晴海は湾岸地域の中でも都心にかなり近いです。新橋や銀座までバスで15分ほどで着いてしまいますし、東京駅まででも30分かかりません。

さらに車や自転車、あるいはタクシーを使えば都心へのアクセスは抜群と言えますが、そのような立地ながら都会の喧騒から一歩離れた静かな住宅街で暮らせるという点はかなり希少だと思います。

水に囲まれた街

晴海2丁目から5丁目にかけての晴海運河沿いの道は海風が気持ち良く、対岸の豊洲の景色も壮観で、散歩やジョギングに最適です。

また大通りを挟んで反対側の晴海1丁目や3丁目の朝潮運河沿いも、高層階から眺める都心の夜景は最高です。

水に囲まれた街ならではの魅力が存分に楽しめると思います。

住みにくいところ・課題

一方で、住みにくいと思った点や今後の課題についても記載しておきます。

駅がない

これは将来新しく地下鉄の駅ができると発表になっているので「現時点では」ということにはなりますが、晴海には駅がありません。この点では湾岸近隣の勝どき、月島、豊洲などと比べると交通の便は悪いと言えるでしょう。

ただ前述の通りバス等で都心へアクセスしやすいため、個人的にはそれほど不便は感じておりません。強いて言うならば夜遅い時間にはバスの本数が激減してしまうので、タクシーを使わざるを得なくなってしまう点が難点かと思います。

また新しく地下鉄が通って新駅ができることでこの最大の課題が解消される予定ですので、魅力が大きく上がることはほぼ確実で、将来性に非常に期待できる街だと思います。

大型商業施設がない

晴海にはお隣豊洲のららぽーとや、その先のイオン東雲や有明ガーデンのような大型商業施設がなく、現在は晴海トリトンが最大の商業施設となります。

近々ららテラスが開業しますが、こちらもそれほど大きな規模ではないため、洋服などを買おうと思うとやはり上記大型施設かあるいは銀座などに出る必要があります。

バス・自転車・車などを利用すれば20分もかからずにこれらの施設に行けるとはいえ、子どもがいると移動には少し不便さは感じます。

一方で我らが雄である晴海トリトンにもメリットはあり上記大型施設に比べて人が少ないので、フードコートをはじめ飲食店はほぼ待ち時間なく利用できます。

土日のららぽーとなんかはフードコートも飲食店も激混み必至ですが、トリトンのフードコートでは空席がないというようなことはほぼなく飲食店もほぼ待たずに入れるため、子どもを連れてちょっとした外食をするのにはとても便利です。

また、日常的な食料品などの買い物についてはマルエツ、東武ストア、マルエツプチなどのスーパーに加え、今後はららテラスにサミットができるので不足はないと思います。

学童に入りにくい

こちらはお子さんがいる人限定のお話なのですが、昔に比べて保育園の入りにくさの問題はだいぶ改善したのですが、現在は学童の入りにくさが問題となっています。

これは晴海に限らず中央区全体の問題だと認識していますが、区の学童クラブへは3年生はまず入るのは難しく、2年生でも半分以上が入れない認識で、2年生で鍵を持たせるか、あるいは高いお金を払って民間学童に通わせるかなど、共働きの家庭にとっては悩ましい問題かと思います。

ただ、2024年度からは新設される晴海西小学校などで学校内の学童クラブとプレディが一体となったプレディプラスが始まるのでこちらによってある程度解消されることも期待されます。

総合評価

以上、プラス面とマイナス面について述べてきましたが、総合的にはかなり満足しています。

住みやすさとして挙げた通り、都心に近いのに郊外のような落ち着いた雰囲気がありますし、とにかく道が広いので子どもを育てる上で安心感があります。

デメリット面についてもバスは使ってみると住む前に想定していたよりも便利ですし、それほど買い物にも不自由だと感じたこともありません。

前述の学童問題に加え、晴海フラッグの街開きによる保育園の不足など心配な面はありつつも、多くの人にとって晴海に住むことは有力な選択肢の1つになり得るのではないかと思います。

また、よく懸念点として上がる自然災害のリスクですが、東京湾の形状から高い波は来にくいですし、新しい建物が多いので倒壊リスクも低く、また木造の一軒家などはほぼないため火事が発生しても延焼リスクの心配も少ないです。

大地震の際の液状化が最大の懸念かと思いますが、倒壊や火災に比べると液状化は命を失うような可能性は低いので、ハザードマップを見ても一般に思われているよりもリスクは低いというのが個人的な見立てです。

今後は晴海フラッグの街開きをはじめ、将来の新駅設置に向けて晴海4丁目の再開発も進んでいくと思いますし、晴海2丁目の広大な駐車場の活用余地も考えると今後が本当に楽しみな地域です。

またうちの子ども達もこの街を気に入っており、ぜひ晴海への居住を検討してみてください。

最新情報をチェックしよう!