今回は「そもそも晴海ってどこにあるの?」「湾岸エリアの各地域の位置関係がよくわからない」という方のための記事です。
実は私たち家族も10年以上中央区に住んでいながら、「勝どき」「月島」「晴海」といった地域の位置関係についてはよくわかっていませんでした。
そこにお隣の江東区の「豊洲」や「有明」まで入ってくるとお手上げ状態です。
でも湾岸住民以外はきっと同じような状況の人が多いのではないでしょうか?
そんなあなたのために、上に登場した主要都市(?)のだいたいの位置を覚えて帰ってもらおうと思います。
晴海の場所と湾岸地域のよく聞く地名との位置関係
まずは下の図のように、内陸の主要地域の位置に対して「四角い島が5つある」とイメージすると覚えやすいと思います。
各島の大きさや距離感も大雑把にこんな感じです。
それぞれの島にどのような地名があるかを埋められるようになることがこの記事の目的です。
さて、晴海がどの島だかわかりますか?
では、この四角に地名を入れてみます。
東京湾岸地域でよく聞く地名はだいたい入っているのではないでしょうか?
この位置関係を押さえておくだけで、湾岸地域に関しての知識は多くの人より上になるはずです。
内陸に一番近いのが勝どきと月島。晴海は豊洲や有明よりも開発が遅いイメージがありますが、それらの地域よりは内陸に近いのです。
また晴海は島1つが全部晴海地区なので結構広いです。
晴海の島のうち、一番左側が晴海埠頭(≒晴海フラッグ)で、一番右側が晴海フラッグパビリオンがある場所なので、晴海フラッグの購入検討者はだいたい端から端まで行ったことがあるのではないかと思います。
5つの島の中でお台場だけがちょっと違った位置関係にありますが、このお台場から品川の少し上に向かってレインボーブリッジが通っています。
豊洲市場に住宅がほぼないことを考えると、晴海フラッグがレインボーブリッジを見るのにいかに特別な位置にあるがわかりますよね。
なお、晴海より上の2つの島が中央区、下の2つの島が江東区です。お台場の島は複数の区が絡んできてややこしいのでここでは割愛します笑
さて、大体の位置関係を把握した上でちゃんとした地図を見てみると、今まで何となく湾岸地域としか見てこなかった一帯が、各地名も意識して見えてくると思います。
こうして見ると、晴海は内陸の築地・銀座・東京などへは、豊洲や有明よりもずっと近いことがよくわかりますよね。
銀座くらいまでなら自転車ですぐですし、タクシーならあっという間です。
それなのに晴海はアクセスが悪いというイメージがあるですが、その理由について説明します。
晴海には駅がない…
晴海はアクセスが悪いと思われている最大の理由、それは鉄道の駅が1つもないということでしょう。
先ほどの図からお台場を除いた4つの島について、駅の設置状況を見ると以下のようになっています。
(適当な図がなかったため頑張って自作しました)
ご覧の通り、晴海以外の各島には電車が2路線走っていて駅も2つ以上あるのに、我らが晴海には1つも駅がないのです。
よって電車を利用する場合は隣の島の駅から歩くことになりますが、勝どき、市場前、新豊洲などの比較的近い駅はご覧の通り1路線しか走っておらず、使い勝手があまりよくないんですよね…。
ということで、最寄り駅が遠い上にその駅も利便性があまり良くないため、電車利用者にとっては「アクセスが悪い」と感じるのも無理はないと思います。
晴海はバスが結構便利
上で述べた通り晴海は電車を利用するには正直不便なのですが、その分バスが充実しています。
きっと普段バスを利用しない人にとっては「え?バス?」という感覚ですよね。
ただ、そのイメージってきっと「(都心からやや離れた地域で)バスで最寄り駅まで行ってそこから電車」という前提で考えてのものではないでしょうか?
ところが晴海の場合はバスで行けるのが銀座だったり有楽町だったり東京駅だったりするので、その感覚とはちょっと異なるはずです。
それにバスは電車と違って、駅に着いてから階段を上ったり地下深くまで下ったりすることなくバス停からすぐに乗れるので、下手に地下鉄等を利用するよりも早く着いたりすることもあります。
そして利用できるバスの種類も以下のように豊富です。
都バス
最も便もバス停も多いのは都バスです。
晴海フラッグのある晴海埠頭を起点に各所にバスが走っている他、他の地域から来るバスも多数あります。
バス停も数多くあるので、時間とバス停をちゃんと選べば長時間バスを待つということはほぼないでしょう。
都バスを利用する場合はGoogleMapを使って検索すると普通に出てくるのでそれに従えばOKです。
東京BRT
晴海フラッグの入居予定者にとっては主要な交通機関の1つになるであろう東京BRTは、2022年5月現在もプレ運行として晴海BRTターミナルに発着しています。
こちらはGoogleMapの検索ではまだ出てきませんが、虎ノ門や新橋と晴海1丁目・2丁目を行き来するには停留所も少なくかなり便利な交通機関です(現在、晴海バスターミナルに向かう経路は以下の通りやや遠回りのため時間がかかります)。
時刻表など詳細については公式ホームページをご覧ください。
晴海ライナー
こちらもGoogleMapには出てこないため住民以外にはあまり知られていませんが、晴海ライナーという主要駅に直通してくれるバスがあります。
以下の図の通り、銀座、有楽町、東京に行くにはかなり便利です。
本数が少ないのと片道循環なので帰りに時間がかかるのがやや難点ですが、晴海3丁目より北に住む人にとっては朝の通勤時に利用価値が高い交通手段です。
時刻表などの詳細は公式ホームページをご参照ください。
この他、ここで紹介した以外にもタワマンに住んでいる人には個別にシャトルバスがついていたりもしますが、多くの人には関係ないため説明は割愛します。
まとめ
今回の記事では、湾岸地域になじみのない人にとってはいまいちわかりにくい各地名の位置関係や晴海の場所についての説明と、晴海へのアクセスについて解説しました。
これから晴海に住もうと考えている人や晴海に遊びに行こうと考えている人にとって、少しでもお役に立れば嬉しいです。